第2回実践発表会
社会福祉法人千葉市手をつなぐ育成会では、平成21年度の法人開設10周年研修会、23年度の実践発表会に続いて、2月1日(土曜日)に第2回目の実践発表会を開催し、県内の事業所、学校・行政関係などからから92名の方に足をお運びいただきました。
この度、実践発表会を行う事で我々のこれまでの支援を振り返るとともに、今後法人が果たすべき役割は何かを改めて考える機会としたいと思います。
全体会「利用者にわかりやすく虐待防止法を伝える」~よいしごと委員会の取り組み~
地域生活支援センターふらる 支援職員 佐久間真哉
よいしごと委員会の「虐待防止法ハンドブックづくり」を報告しました。
「よいしごと委員会」は、我々職員が利用者さんに良い支援を提供するための、良い環境を用意するための委員会活動です。本来利用者本人のための虐待防止法を、当事者である本人たちがよく知らないという現実から、利用者さんにこの法律を伝える活動を始めました。
虐待防止法を伝えることを目的に始まったこの活動ですが、その過程で、どのようにしたら利用者さん自身が自分や仲間を守れるようになるか、支援者が自分たちの仕事のあるべき姿を考えて、自分や周りの支援を振り返れるようになるかも並行して考える重要性を認識するに至ったことを報告しました。
第一分科会「放課後等デイサービス事業 活発な小学校5年生の方への支援」
地域生活支援センターふらる 支援職員 池埜三紀
《概要》
知的障害を持つ元気で明るく活発な小学校5年生の児童は、体と心の成長過程で自分の気持ちや考えを上手に表現することができずに辛い思いをするこが増えてきました。
地域生活支援センターふらるにおける3年間の成長過程において、楽しく穏やかに過ごすために行ってきた支援の実践を報告しました。
第二分科会「身体機能が低下し、日中活動への参加が難しくなってきた方への支援」
でい・まさご サービス管理責任者 木ノ上裕一朗
《概要》
若年層が大半を占める施設において、徐々に衰えを見せる利用者が今までどおりの生活を送ることや、これまで同様の活動参加が難しくなっています。更に難治性のてんかん発作があり、共同生活を苦手とする方に対する支援について、現在までの経過を辿るとともに、今後どのような対応ができるか考えました。
第三分科会「ケアホーム 年とともに変わっていく利用者と向き合う」
~ サービス管理責任者の視点と現場の視点から報告 ~
でい・さくさべ サービス管理責任者 清水 誠
でい・さくさべ 支援職員 三好康介
《概要》
加齢による変化、体調不良からくる変化など、年を重ねるにつれケアホーム利用者の変化が顕著となっています。ケースの紹介と対応を、サービス管理責任者の視点と支援職員としての視点から発表します。どのような支援がケアホームに求められるのか、今後何が必要となるのか、現状の課題とその対応、そして本来あるべきグループホーム、ケアホームとはどのようなものかを考えました。
第四分科会「『事務の手引き』について ~支援職員との関わり~」
法人事務局 事務長 木村直輔
《概要》
事務から支援職員に対し、仕事における約束事を冊子にしました。職員会議で話をし、その後どのように変化したかを話します。事務から出来ることは何か?を考える場とし、また、日頃接点の少ない、他法人の事務職員との交流を深め、今後の情報交換や活動へと繋げることも目的としました。
どの分科会も、後半はグループ討議を行いました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。